Web3.0のSNS「Context」が1,950万ドルの資金調達を実施
フォローしたユーザーのNFTの購買履歴をInstagramのようなフィードで確認することができるツールなので、web3.0のSNSとして利用してみても良さそうです。
Contextとは?
Contextは、友人やインフルエンサー、DAO、著名人のウォレットを見ることができるツールです。NFTにおける行動履歴がインスタグラムのようにフィードに表示されます。
昨年設立されたContextは、これらのウォレットを見る行為を「Web3.0時代のフォロー/サブスクライブ」になると考えており、インスタグラムやPintarest等のプラットフォームからインスピレーションを受けて開発したようです。
Contextは共同創業者のLuke Miles氏とAdam Ludwin氏が率いており、現在は7人のチームで活動しており、2022年には従業員を倍増させると仰っています。Ludwin氏は、2018年にStellarに買収されたChainの元CEO兼共同創業者で、Miles氏はかつてStripeに勤務し、「ハイプカルチャー・マーケットプレイス」Restocksの創業者兼CEOを務めていたので、実績のあるチームによる開発であることが分かります。
このようにインスタグラム風のフィードを通じて、他人のウォレットや取引を追跡することができます。最近はNFTをTwitterのアイコンに設定するために、Twitterとウォレットを連動させることも多く、Context上でアカウントをフォローするとその連動させたウォレット上で行った取引等の履歴がフィード上に表示されるようになっています。
iPhoneでも快適に利用することができるので、しばらくSNSを見る感覚でContextを使ってみたいと思います。
Safariの「ホーム画面に追加」を押すとショートカットアイコンをホーム画面に追加することができるので、オススメです。
Contextが1,950万ドルの資金調達に成功したことを発表
ウォレットトラッキングツールのContextが4/13にシードラウンドで1,950万ドルの資金調達を実施したことを発表しました。今回のシードラウンドではVariant FundとOpenAI CEOのSam Altman氏が主導しました。
他にはDragonfly Capital、Lachy Groom氏、Dom氏、Adam D'Angelo氏、Tess Rinearson氏、Jack Altman氏、Trevorsura氏、jacob氏、David Rudnick氏、John Palmer氏、Mat Dryhurst氏、Holly Herndon氏、andy氏、Meltem Demirors氏が参加しています。
VCというよりはインフルエンサーのようなエンジェル投資家が多く参加しています。
Web3.0のSNSとしての姿を垣間見た気がした
Contextはフォローしたユーザーが行ったNFTの売買履歴等がInstagramのようにフィードで閲覧ができるツールです。
競合のDappRaddarも同じように特定ウォレットの履歴を閲覧できるツールですが、SNSのような使い方ではなく、取引、トークン量、アクティブユーザー数などDappの活動に関する様々なデータを分析するために活用します。
Contextはそれらのツールに比べると行えることが少ないものの、SNSを見るような感覚でフォローしたユーザーの活動を眺めておくには良さそうです。
僕は影響力のあるインフルエンサーを片っ端からフォローして参考にするために使っています。全然知らないようなNFTを購入していたり新たな気づきもあって参考になります。
また、Contextもほぼ間違いなくトークンの発行を計画しているはずなので、そちらにも期待したいです。特に、DappRadarではETH系のDappsの取引履歴に応じてエアドロが配布されていたように、Contextも同じような条件で配布される可能性はありそうですね。
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