マルチチェーンAMMのSwim Protocolはお触りする価値アリ

マルチチェーンAMMが流動性提供者及び取引行ったユーザーに対してトークンをエアドロする可能性が高そうなので今回ピックアップしました。
Solana⇆ERCのような各チェーンでブリッジを簡単に行うことができるSwimは有名VCからも資金調達を受けており、現在注目を集めています。
あどまん 2022.04.07
誰でも

昨日KudasaiJPでAMAが開催されたSwim Protocolは異なるチェーン間で簡単にブリッジを実現するAMMです。先日大手VCから400万ドルのシード資金の調達を発表したことで注目を集めました。

Kudasai ( 🇯🇵 , 🍣 )
@kudasai_japan
AMA with @SwimProtocol 🥽🏝

まさかのswimとAMAやで。
注目してただけに嬉しくてたまらんわ🙄
これは参加必須間違いなしやな👻

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🗓04/06 21:00JST (12UTC)
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2022/04/04 20:12
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まだトークンも未ローンチであることから、今から触っておけば先行者利益を得ることができるかもしれないので、ぜひSwim Protocolがどういうプロジェクトなのか知って実際に触っておきましょう。

Swim Protocolとは

Swim Protocolは、異なるチェーン間でのブリッジを簡単に行えるように設計されたマルチチェーンAMMです。Ethereum、BNB Chain、SolanaといったSwimに対応しているチェーンのネイティブアセット間同士でスワップを可能にすることで、ラップアセットを不要にする計画を立てています。

突然ですが、ラップドトークンってご存知でしょうか?wBTCのようなトークンを見たことあるかと思いますが、本来ブロックチェーンが異なるため、ERC上にBTCは当然存在しません。BSC上でETHを使うこともできません。それらの課題を解決するために生まれたのがWrappedTokenで、BTCを担保に同じ価値のwBTCをERC上に発行させる技術をラップドトークンと言います。

あくまでこれは担保となる同じ価値のトークンをカストディアンが保管してブリッジすることによって成立するものですが、Swim Protocolはラップドさせることなくネイティブアセット間で取引できるようになります。

ユーザーがUSDT(ERC-20)をUSDC(SPL on Solana)に交換したい場合に、Swimがどのように機能するか例を見てみましょう。

  • ユーザーはイーサリアムとソラナの両方のウォレットをSwimに接続します

  • ユーザーは、スワップ元のUSDT(ERC-20)と、スワップ先のUSDC(SPL on Solana)を選択します。

  • USDT(ERC-20)はイーサリアムにロックされています。

  • Swimはワームホールを介して、正しい実行価格を決定し、正しい金額のUSDC(SPL on Solana)をユーザーに送金します。

細かい技術は分かりませんが、各チェーン間でのスワップをラップドすることなく実現できる技術なのでマルチチェーンが当たり前になった今、非常に重宝しそうなツールとなりそうですね。

また、Swimはスワップを行う際に0.04%の手数料が取られ、そのうち0.03%は流動性プロバイダーに送られ、0.01%は$SWIM保有者に分配される設計です。

3月上旬にα版をローンチし、現在はSolana、Ethereum、BNCに対応していますが、Avalanche、Terra、Polygonにも対応予定とのことです。主要チェーンを殆ど網羅する予定なので、今後はSwimによって各チェーン間の行き来が楽になりそうです。

また、チームメンバーはFTX、Alameda、Coinbase Ventures、Cosmos、Googleなど様々な経歴を持つメンバーで構成されており、CEOのTroy氏はSIG(Susquehanna International Group)でアルゴトレーダーとしてキャリアをスタートさせた後、Alameda/FTXの初期メンバーとしてトレーダーとして活躍されていたようです。

チームメンバーを紹介しているmediumの記事を見ると、FTXやAlameda出身者が非常に多いので、Solanaベースで展開されているのも納得できますね。

有名VCから400万ドルのシード資金を調達

シードラウンドはPantera Capitalが主導となり、FTX、 Alameda ResearchCoinbase VenturesSolana Ventures、 Jump Capital、 Social Capital等が参加しました。その他エンジェル投資家には、Phantom WalletのBrandon Millman氏、PolygonのDean Thomas氏、AvalancheのPhillip Liu氏などおり、錚々たるメンバーから資金調達を行うことに成功しています。

今回、調達した資金は、マーケティング、コミュニティ管理、ブランディングなどの分野に注力したり、ソフトウェアエンジニアや開発者を雇用してSwim Protocolの長期的な製品開発に充てるようです。

流動性の提供やSwapでガバナンストークン$SWIMを獲得できる

Swimのトークノミクスモデルは、流動性マイニング(30%)、パートナーシップ/エコシステムへのインセンティブ(35%)、流動性供給(10%)、チームトークン(20%)、シード(5%)になっています。チームトークンとシードトークンは1年間ロックされ、その後3年間に渡ってリリースされます。

これを見ると流動性マイニングが30%も占めているため、今のうちに流動性を提供したり取引しておくとエアドロとして$SWIMが配布されるかもしれないですね。かもしれないと言ったもののこれはもう100%と思って良いのではないでしょうか。

早期貢献者に対してNFTも配布された

また、3/31までにSwapを行なっていると早期貢献者として以下のNFTが配布されています。

このNFTにユーティリティが生まれるのかどうかはまだ詳細は出ていませんが、NFTの保有者にトークンを配布するのかもしれません。

また、今後ユーティリティを持ったNFTが今後リリース予定なので、このNFTを保有しているユーザーに対してエアドロの可能性もありそうです。

Swimはマルチチェーン版Curveになりうるか

今はまだ単体チェーン内でSwapするだけでも成り立っていますが、今後はより各チェーン間での行き来が増えていくことは間違いないです。Swimが何を目指しているのか知りませんが、マルチチェーン版Curveになれる可能性を秘めていると思っています。

ステーキングも控えているようですし、ガバナンストークンSWIMにもユーティリティを持たせてうまく機能することを楽しみにしているので、流動性提供と最低限の取引は行っておきましょう。

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