AstarSeason到来しそうなので4月にローンチ予定のプロジェクトをまとめてみた

まさかこんな早くAstarが盛り上がるとは思ってもいませんでした。
もちろんAstarには期待しており、クラウドローンにも参加、上場後もトークンを購入し応援していました。
しかし、Polkadot関連のプロジェクトが盛り上がるのはもう少し先をイメージしていたので、この急上昇は嬉しい反面、まだ心の準備ができていなかったので(買い集めれてない)ヤバい!という感情に駆られています。
あどまん 2022.04.03
誰でも

AstarNetworkとは

Astar Networkは、日本人の渡辺創太氏がCEOを務めているStake Technologiesが開発している日本発のパブリックブロックチェーンです。

昨年末にPolkadotの3回目のパラチェーンオークションで勝利し、今年1月にパラチェーンと接続しメインネットをローンチしています。

Astar Networkはコインベース、バイナンス、フォビ、ポリチェーン等から資金調達を受けており、サッカー選手の本田圭佑氏も参加しています。

また、Web3 Foundationから世界最多となる4度の助成金も受け取っており、世界的にも非常に期待されているプロジェクトです。

上場している取引所はBINANCE、Huobi Global、OKEx、Gate. io、Kraken等です。日本の取引所がここにラインナップしていない現実がなんとも言えない所ではありますが、こんな世界から注目を集めているプロジェクトが日本発であり、今や日本で唯一世界トップクラスと競うことのできる希望の星と言っても過言ではありません。

そんなAstar NetworkのTVL(Total Value Locked)は、すでに約2,000億円(約1.56b)に到達(4月3日時点)し、Polkadotの全体TVLでは50%のシェアを占めています。

破竹の勢いで資金が入ってきてるAstar Networkですが、4月には15以上のプロジェクトがローンチを控えているらしく、さらなる資金流入が予想されます。

今回はすでにローンチしている2つのプロジェクトとこれからローンチを控えている11のプロジェクトを簡単にまとめてみました。

下手に紹介して詐欺まがいのプロジェクトが混ざっていると迷惑をかけてしまうので、渡辺氏が公開していた記事で紹介されてるプロジェクトを中心にまとめています。

現在ローンチしているプロジェクト

ArthSwap

ArthSwapは、Astar Network上に展開されるDEXです。

主な機能は、スワップ、ファーミングで今後IDO等さらに多くの機能が追加予定となっています。

現在ArthSwapのTVLは$126.2mでAstar上では4番目に多く、ファーミングを行うことでガバナンストークンの$ARSWを獲得することができます。

※ちなみにArthSwap自体はローンチ済みですが、$ARSWはまだ未上場。

Starlay Finance

Starlay Financeは、Astar Network上でトークンの預け入れ/借り入れを行うレンディングプロトコルです。

ASTRやステーブルコインを預けると利息を得ることができ、借り手は資産を売却することなくレバレッジをかけることができます。

稼動から1ヶ月足らずでTVLで$380M、借入金額で$225Mに到達しており、これは未上場のガバナンストークン$LAYを獲得する目的で利用している人も多そうです。

基本的に預けることで得られる利息はAPR10~30%ほどなので、他のレンディングサービスと比較すると高いです。(リスク高い謎プロダクトだともっと高いところもありますが...)

また、「MAKAI」という機能では最大5倍のレバレッジレンディングも行うことができるため、高利率での運用も可能になっています。

4月にAstar Network上でローンチを控えている11のプロジェクト

A-DAO

A-DAOはAstar初のdAppstakingベースの投資型インキュベーションDAOプロジェクトです。

まだローンチは未定ですが、以下のような特徴があります。

  • 収入報酬:開発者収益の60%がAstarのステークに参加したすべてのユーザーに分配されます。

  • オンチェーントレジャリー:開発者収益の30%は、オンチェーントレジャリーに割り当てられ、Astar上のエコロジープロジェクト(プロジェクト投資、流動性採掘など)に使用されます。

  • インキュベーションファンド:初期の開発者収益の10%がプロジェクト側に配分されます。DAO設立後、エコロジー開発に貢献するビルダーは誰でもこのファンドに申請することができます。

トークンなどの詳細もまだあまり出ていないため、続報を待ちたいと思います。

Alnair Finance

Alnair Financeは、自動複利運用アグリゲーターサービス(Vaults)です。

AMMやDEXから発行されたLPをAlnair Vaultsにステークし、その報酬を自動的に収穫してLPとして再ステークし、複利効果を得ることができる利回り最適化プラットフォームです。

BSCにあるbeefy.financeのようなAstar版をイメージしてもらえれば分かりやすいかと思います。

Alnair FinanceにはガバンストークンのALNRがあります。

ALNRをステーキングすると、xALNRやNFTを獲得できたり、Launchpadとして使われるようです。

ネイティブトークンの$ALNRは4月にパブリックセールが行われる予定なので注目です。

Avault

こちらもまたAlnair Financeと似たようなサービスで、最適な利回り最適化を行い自動複利運用を行ってくれます。

今はShiden NetworkでBETA版を利用できるようです。

4月にネイティブトークンのAVATのパブリックセールが行われる予定です。

AstridDAO

AstridDAOはステーブルコイン「$BAI」を発行するプラットフォームです。

$ASTR, $BTC, $ETH, $BNB, $DOTなどの様々な資産を担保として預けることで$BAIというステーブルコインを借りることができ、借りたステーブルコインを流動性提供するとガバナンストークン$ATIDを獲得できます。

AstridDAOはInstant Liquidationの仕組みを利用しているため、安全性を保ちつつ、0%の金利と低い最低担保率でシステムを運用することが可能です。

AstridDAOは4月末までにローンチ予定で最初は$ASTRのみ担保することができるようになります。

Astar Farm

Astar Farmは、Astar上のdApp stakingで開発されたDeFi&GameFiのプロダクトです。

ASTRをステーキングすることで、畑に種をまき、作物を育てることができ、作物が育ったら収穫して販売し、ASTRを獲得することができます。

まだ詳細が全然出ていないので不明な点が多いですが、単なるステーキングプログラムではなく、ランダムに成熟する作物を育てるGameFi的な要素もあるので面白そうです。

スケジュールは、2022年第2四半期にサービスをリリースする予定とのことなので、Astar Farmは4月にローンチしない可能性もありそうですね。

ただ、このAstar Farmには多くの資金が流入すると思うので注目です。

Kagla

Kaglaは、ステーブルコインに特化したDEXです。

UniswapやArthSwapのような一般的なDEXとは異なり、ステーブルコインのペアをより小さなスリッページと手数料でスワップすることを目指しています。

これはまさしくCurveのAstar版ですね。多くのニーズがありそうです。

現在はUSDC、USDT、DAIの3Poolのみ対応しており、今後は様々な種類のプールを提供される予定です。

3Poolに任意の通貨を入金することで、ユーザーはネイティブトークンのKGLとは異なるLPトークンである3KGLを受け取ることができたり、Starlayに資金を預けたときに受け取れるlTokenをステーキングできるようにもなるようです。

ネイティブトークンKGLもローンチ予定で、時期は未定ですがIDOを実施する予定です。

また、

10% (1,000,000,000 KGL) allocated to Early Contributors. Kagla will be holding events in the future to give tokens back to users, and there are plans to partner with other protocols on Astar to create rewards.

と記載されているので少額でもKaglaに資金を預けておくのも良いかもしれません。

Sirius Finance

Sirius Financeも、ステーブルコインに特化したDEXです。

Curveのフォークであり、Kaglaの競合になります。

UniswapやArthSwapのような一般的なDEXとは異なり、ステーブルコインのペアをより小さなスリッページと手数料でスワップすることを目指しています。

Sirius FinanceのネイティブトークンSRSはIDOとインセンティブプログラムに参加、ステーブルコインやLPをステーキングすることで獲得できます。

また、このSRSをステーキングするとveSRSを獲得することができ、恐らくこのveSRSを獲得することで利率のブーストを行うことができるのではないかと予想されます。

まだトークンのローンチ時期は未定ですが、4,5月くらいにIDOを実施するのではないでしょうか。

Muuu Finance

Muuu FinanceはveTokenの運用をサポートするプラットフォームです。

これはconvexのフォークですね。

例えば上記で紹介したKaglaはKGLを預けることでveTokenを獲得することができ、そのveTokenを預けることで報酬の利率をブーストできます。

Muuu Financeは自分でKGLをロックして報酬をブーストする代わりにMuuu FinanceにKGLを預けることでmuKGLを受け取ってブースト効率を上げることができます。

ネイティブトークンのMuuuは4月の中旬にIDOを実施予定です。

また、早期貢献者にもエアドロがあるっぽいので、こちらもローンチされ次第KaglaでもらったveTokenを預けてみても良さそうですね。

Orcus Finance

Orcus Financeは、米ドルにペグされたアルゴリズム担保型ステーブルコインを発行するプロジェクトです。

Orcus FinanceにはoUSD(USDCとガバナンスネイティブトークンを裏付けとするステーブルコイン)とORU(ガバナンストークン)の2種類があります。

oUSDが目標価格である1ドルを超えて取引された場合、プロトコルは担保比率を減少させ、1ドルを下回る場合、プロトコルは担保比率を増加させて安定させるのでまさに当時熱狂した「IRON」のフォークとなります。

これまでなかなか成功例が出てこない分野ではありますが、Orcus Financeは上手く行って欲しい限りです。良くも悪くも荒れる予感がするので注目しています。

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Starbank

StarbankはBalancer V2にした、Astar Network上のAll-in-One分散型投資プラットフォームで、低スリッページ・低手数料で、ベストプライスでの高速かつ効率的な取引を可能にするDEXです。

ステーブルプールでは各ステーブルコインを低スリップページ且つ高速で取引できるようにしたり、流動性ブートストラッププールで、他のプロトコルのローンチをサポートすることができるようになります。

まさに上場前に資金調達を行なって上場までのサポートを行うBalancerシステムを踏襲していますね。

また、流動性提供することで、ネイティブトークン$SBXを獲得することもできます。

こちらはまだサイトも未ローンチでプロダクトのローンチ日時も未定ですが、Balancerのフォークということで新規銘柄の上場を促進させ、Astar Networkのエコシステム拡大のために重要な役割を果たすのではないでしょうか。

ArthWallet

まだ詳細が出ていませんがAstar専用のウォレットサービスもローンチを控えています。

EVMとSubstrate(dot用のアドレス)の転送も簡単に行うことができるとのことで、Astar Networkがより使いやすくなるのではないでしょうか。

どうやら日本人が開発者で、4月の中旬から5月にローンチ予定とのことです。

おわりに

以上、すでにローンチしている2つと4月にローンチを控える11のプロジェクトを紹介しました。

すでにEVMチェーンのロック額では世界8位にまで資金が集まっている状況の中、4月以降一気に新たなプロジェクトがローンチを控えています。

現状AstarはTVLに対して時価総額が過小評価されてるにも関わらず、ここからさらに資金流入を見込めると思うと期待せざるを得ないです。

インターオペラビリティは今後の仮想通貨のテーマでもあり、Polkadotはこの相互運用を実現を目指しているプロジェクトであるため、非常に注目されています。

AcalaやMoonbeamと並ぶAstar Networkは日本発のプロジェクトということもあり、他のプロジェクトとはまた異なる特別な感情で応援してしまいますね。

日本初の世界トップクラスのプロジェクトとしてAstar Networkには躍進して頂きたいので、我々も日本全体で盛り上げていきましょう。

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