LeapがCoinFundとPantera主導で320万ドルのプライベートセールを実施
Leapがどのような機能を兼ね備えているのかご紹介します。
LeapがCoinFundとPantera主導で320万ドルの資金調達を実施
Terraのウォレットサービスを展開しているLeapが、CoinFundとPantera Capitalの主導でプライベートセールを実施し、320万ドルの資金調達を行いました。他にはArrington Capital、Accel、Terraform Labsが参加しています。
また、エンジェル投資家としてAayush Gupta, Richard Dai, SJ Park, Jeff Kuan, Stanford Liu, BigB (Smart Stake), Jonathan Caras, Yash Kanchan, Michael Chen, Christian Sullivan (Republic), Richard Yuen, Matt Batsinelas, Derek Yoo, Danxia Capital, Galen Law-Kun, Prabhakar Reddy (FalconX); Sriharsha Majety, Phani Kishan, Suhas Motwani and Paul Finneyと多くの著名人が参加されたようです。
Leapとは
LeapはTerra専用のウォレットサービスです。現在はChromeの拡張アプリとして展開されており、後にios、Androidのアプリもローンチを控えている予定です。
Anchor、MirrorなどのTerraの主要プロトコルと提携し、これらのdAppsをウォレット内で使用できるように計画をしていたり、Terraswapによるスワップ、Anchorへの投資、Staderによるワンクリック・ステーク、NFTの購入などをLeapのウォレットから直接行うことを目指しています。
Terraで最も使われているウォレット「Terra Station」はアプリ内で出来ることが非常に少なく、トークンの送受信、簡易的なSwap、デリゲートくらいしか行えないので、それらの課題を解決しユーザビリティの向上を目的に開発されているのがLeapです。
コアチームは、マッキンゼー、フェイスブック、マイクロソフトの元社員とエンジニアで構成されています。
トークンの発行も予定されている
Leapはトークン$LEAPも発行予定でReward Poolが40%も占めています。
トランザクションを実行したユーザーやベータ版を利用してフィードバックを行ったり、LearnToEarnをプレイする等を行うことでトークンが付与されるようなので、今から利用するとエアドロを獲得できるかもしれません。
また、40%の中にはLeapをステーキングしたりLPでのファーミングによるリワードも含まれているため、早期貢献者によるリワードがどれほど占めているか定かではありませんが、Terraで取引やステーキングを行う際はLeapを積極的に使ってみてはいかがでしょうか。トケノミクスをみる限りではIDOやプレセールがなさそうなのでなおさらですね。
トークンのユーティリティはアプリ内でのSwapやブリッジ等の手数料を減らしたり、ローンチパッドへの優先参加権利などの役割があるため、ただのガバナンストークンではなさそうなところも良さそうです。
プロダクトロードマップ
Leapは、最初のMVPを展開した後、複数のフェーズで開発される予定です。
Phase 0 — MVP
最も重要なウォレットワークフローをカバーし、ユーザーからすぐにフィードバックを得られるような基本的なバージョンでローンチしています。
Onboarding:新規ウォレットの作成、または既存のTerraウォレットのインポート
Portfolio Viewer:Terraネイティブアセットの合計とそれぞれのトークンの価格を確認できる。
Transfers:TerraNativeアセットを送受信する
Auto-lock:15分間操作しないとウォレットがロックされ、セキュリティ対策が強化されます。
Dark mode default :ダークモードにも対応
Phase 1 - Wallet Basics (6–8 weeks)
・Support for CW-20 tokens:CW-20規格に対応予定
・Address book:よく使うアドレスを簡単に保存、アクセス可能
・In-wallet Swaps:Terraswapと統合することでアプリ内で取引が可能になります。
・In-wallet Staking:バリデータに簡単にアクセスでき、ステーキングを行うことができる。
・Connect your Ledger:ハードウォレットのLedgerと接続が可能になります。
・NFT Collectibles:価格、コレクション、フロアプライスに関するメタデータを使用してウォレット内のNFTを表示します。
・Activity log:最近の送金やスワップを確認できます。
Phase 2 - Traverse the Terraverse (3–6 months)
・Protocol Integrations:すべての主要なTerraプロトコルでLeapを接続します。Anchor、Apollo、Nexusなど、ウォレット内で最も関連性の高いプロトコルに直接アクセスできます。
Fiat on & off ramps:Transakとの統合でフィアットからUSTへのオンランプが容易にできます。
・Staking v2:Staderとの統合により、ワンクリックでステーキングが可能に。
・Detailed portfolio tracking:保有資産別、収益性別など詳細を追うことができます。
・DEX Aggregation:Astroport, Loopなどで最適なSwapを実施できます。
Phase 3 — Mini-apps & going beyond the Terraverse (6–12 months)
・Mini-apps/Marketplace of integrations:プロトコル/開発者は、既存のdAppsを統合したり、ウォレット内で直接アクセスできる新しいdAppsを構築したりすることができます。
・Cross-chain transfers:
a. ウォレット内からTerra-nativeのアセットを他のチェーンに転送する。
b. クロスチェーンブリッジで集約し、最も安い転送レートを提供する。
c. クロスチェーンイールドプロトコルとの統合
・In-wallet notifications:EPNSをモデルに、清算時のアラート、エアドロップ、ガバナンス通知などの通知システムを構築する予定。
・Launchpads:Leapの中から新しいテラ・プロジェクトに投資するローンチパッドも計画。
Terra専用ウォレットで覇権をとるかもしれない
現状Terra Stationが最も使われていますが、今後多機能を搭載しようとしているLeapが覇権を取る可能性は高そうです。
主要プロトコルとの連携によって、ウォレット内でスワップやステーキングはもちろんのこと、EPNSのような通知機能やローンチパッドまで実装しようとしています。Stationでは現状NFTも未対応ですが、この辺りもニーズとしては高そうです。
トークンのローンチも予定されていることから今から利用しておいて損はなさそうです。ぜひ、使ってみてください。
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